趣味の製麺

家庭用手回し式鋳物製麺機(小野式製麺機など)を使った、自家製麺のラーメンやうどんをを楽しんでいます。

絵文字うどんを作る

さてみなさんにとって、2014年はどんな年だったでしょうか。

 

っていうのを絵文字で振り返る、「今年の絵文字」というイベントがあり、その選ばれた絵文字で麺を作ってくれというオーダーがありました。30人前。

 

ほほう、絵文字を麺で、ですか。

 

キャラ弁みたいなキャラ麺ですかね。

 

 

これはなんの絵文字が選ばれるのかわからない段階で適当に作ったサンプル。

 

蛇です。インスタントラーメンに青汁で作った極太麺。

 

麺の具が麺。

 

まあこれは冗談ですが。

 

 

絵文字って、文字というか、絵ですね。

 

絵心ないんですよねー。

 

 

とりあえず麺を作ります。

 

作るのは諸事情でラーメンではなく、「鍋のシメで食べるうどん」です。

 

中力粉1キロ

片栗粉100グラム

水470グラム

塩30グラム

 

 

これを2セット。

 

うどんというか、山形でいう麦切りですね。

 

伸びてもそこそこうまいといいなという気持ちで片栗粉を配合。

 

わりと量があるので、小野式2型(しかも丸ハンドルを移植)でやったんだけど、それでもまあまあ大変。

 

 

私なんて小麦粉2キロでヒーヒーいっているのに、マダラさんはイベントで10キロとかやるので(というかやらせた)、まさに神レベルですね。

 

今回は絵文字がメインなので、別に粉から製麺しないで麺を買ってきてもいいのではという気もするのですが、製麺したいのでするのです。

 

 

スープは、鍋のシメっぽくしたいので、水炊きをイメージしました。

 

パスタ鍋に鶏ガラ4羽、干し椎茸、昆布、生姜いれて、アクをとりながら煮る。

 

アクがでなくなったら、白菜をドーン。

 

ほら、鍋っぽい。

 

トータル4時間くらい煮たら、パスタ鍋なのでこのまま中の穴空き鍋をズズズっと持ち上げたらスープの完成。

 

 

このスープは相当濃いので、水で倍に薄めて沸かして、そこで麺を直接茹でて、味付けに白だしをちょろりと加えて、ベースとなるうどんはできあがり。

 

この白いうどんをキャンパスに、絵文字を描く訳ですよ。

 

 

 

で、諸々荷物を持って会場へ。

 

場所が元々小学校かなんかの建物で、その一室がイベント会場。調理室とかならいいんですけど、設備が水道と電源しかない普通の教室。しかも20Aということで、卓上IHヒーター1つが限界。これが諸事情というやつです。

 

ということで、スープで直接茹でるスタイルになったわけですよ。ラーメンだと、スープ用と茹でる用の2つの鍋がいるんですよねー。

 

まあいろいろ大変なのですが、グルコミとかの経験あってのことですが、何もない場所に仮設キッチンを作って、そこそこ大量の調理をするのは、かなり好きです。

 

 

 

乙幡さんにハムを型抜きしてもらったり、地主さんにタマゴを切ってもらったりして、準備万端でイベントスタート。

 

榎並さんの絵文字書道で、今年の絵文字を発表。かっこいい。

 

 

 

ということで、今年の絵文字は「号泣」でした。

 

 

この絵文字をモチーフにして作った絵文字うどんがこちら。

 

あの口の形は、どう見ても味付けタマゴでしょう。半熟具合が最高。

 

目と眉毛は、シャウエッセンにしたらでかすぎたので、ポークビッツをセレクト。小エロですね。違いますね。

 

号泣のかなめである涙は、トロロ昆布にしてみました。

 

 

絵文字と比べて気が付いたけど、なんか目と眉毛の角度を間違えたかも。

 

こうかな?これもちょっと違うか。

 

 

まあ、お配りするときは、こんなだけどさ。

 

 

 

味はとろろ昆布の風味が効いて、おいしかったような気がします。鍋のシメ風のうどんなので、伸びてもそんなに気にならないし。打ち粉がスープにとけて、後半はあんかけうどんになっていました。

 

IHヒーターの火力が、もうちょっと強いといいんですけどねー。

 

 

ちなみに底にはハムを型抜きした「笑顔」が隠れているというサプライズ。

 

こういうのを「ほっこり」っていうんですかね。

 

 

 

盛り付けがてんてこ舞いで、いろいろな人に手伝っていただきました。

 

 

うどん以外にも、お店にちゃんと発注してつくった絵文字ケーキもありました。

 

 

 

以上、御来場ありがとうございました!

 

 

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