「趣味の製麺第2号」に関わっていただいたライター、デザイナー、カメラマン、売り子さんなどなど、諸々お呼びしての忘年会&お疲れ会&製麺ワークショップ、略して「忘麺会」をやりました。25人くらいですかね。
あの本、手に取っていただくとわかるのですが、プロアマ問わずたくさんの人の協力があって成り立っているのでございます。ありがやた、ありがたや。
そんな感謝の気持ちを込めて、体に良さそうなスープを仕込みましょう。今回は鶏塩ラーメンというリクエストがあったので、そんな感じです。
鶏ガラより安かった手羽元のB級品をベースに、その他もろもろ。まー、贅沢!
■自分用メモ
手羽元 5キロ
鶏テール 2キロ
モミジ 1キロ
手羽ガラ 0.7キロ
ショウガ 1個
ネギ 2本
ニンジン 0.4キロ
カブ 1キロ
昆布、スルメ、月桂樹 少々
水 8リットル
鶏スープとは別に、和風だしも用意します。
お好みでブレンドするためでござんす。
干し椎茸 30グラム
昆布 30グラム
ニボシ 30グラム
カツオ節 30グラム
水4リットルに一晩漬けて、沸騰しない程度で30分煮る。
鶏スープは、さすがにちょっと濃すぎたので、材料2/3か水12リットルでもよかった。
二時間半煮る→豚バラ肉3キロ入れる→2時間煮る→取り出して1時間煮る
醤油ダレは醤油600、みりん220、カツオ粉末10グラムをひと煮立ちさせたもので、これに煮豚を3時間漬けこむ。
今回は新しい試みとして、エビ塩ダレを作成。
干しエビ(オキアミ) 50グラム
水 200グラム
酒 50グラム
塩 10グラム
ミキサーでガーってやって、軽く煮詰める。
塩分が薄かったので、塩ダレというよりはエビペーストですね。
生地は、まあ適当に。
春よ恋 1キロ
水 400グラム
塩 10グラム
粉末潅水 10グラム
これはちょっと水分が少なめだったか、小麦粉が水を必要とするタイプだったのか、製麺するのが難しかったかも。
もう一種類、
安い強力粉 920グラム
片栗粉 95グラム
水 430グラム
塩 10グラム
かんすい 10グラム
こっちの方がしっとりして作りやすい麺でした。多加水麺風。
で、ここまで準備して、会場は友人宅。
皆様を招く会なのに、自分の家でやらない。
今回は知らない人同士が多かったので静かな立ち上がりの中、製麺機の使い方をざっくりと説明して自分が食べる分を製麺していただく。
いつものようにスープに味はついていないので、醤油ダレ、エビペースト、味噌、塩、昆布パウダー、カツオパウダー、他もろもろで、各自スープに味をつけ、食べたい具をボンボンと乗せていく。
用意した素材を使って、自分好みの味にしてもらうんですが、調味料や具の組み合わせは無限だし、伸びる上に冷めるラーメンなので手際が大事。落ち着いて作れるのは多分3回目くらいからかもしれません。なので今後も本作りのお手伝いをしていただくと幸いです。本を作るのかという疑問は置いておいて。
個人的なポイントは巻きチャーシューとザーサイの葉っぱ。
スープの鍋をあけたら、脂がおもいっきり浮いていたので、このまますくうと脂スープになるので、ある程度移動させました。
これ、どうすんだ。
たのしい製麺。
怪しいスープ。
迷うトッピング。
ということで、各人の作品です。わりと個性がでます。
「あの〇〇さんがあんなラーメンを!」みたいな。
麺が命なのだが麺が見えない!
家系!
二号のオチになってるジェロームさんの作った器!
エビ塩!
ザ・ラーメン!
うおオォン!(マダラさんの麺リフト)
そして今回は、あのマダラさんが、めん切りカッターを使ったうどんと、細麺のニボシラーメンを持参してくれたのです。うおおォん!
今欲しいものは小型電動リールとめん切りカッター。
マダラさんが自ら仕上げたニボシラーメンが絶品で、食べた人たちが明らかに「これが一番うまいんじゃね?」っていう顔をしていました。
リクエストがあったので、麺生地作りもしたりして。
そんな感じで家に帰り、鍋に残ったスープを濾すと、これが最高のトロトロ超濃厚スープになっているんですよね。これぞ役得。ただし口が飽きている。
ということで、ありがとうございました!