同人誌即売会の什器問題をどうにかしたい
こんにちは、即売会の什器に困っていませんか。
アマチュア向けの製麺技術と製麺機情報の同人誌「趣味の製麺」シリーズを頒布するために、コミケやコミティアといった同人誌即売会にサークル参加しているのですが、「本が多すぎて置く場所がない」という問題発生しています。
イベントのテーブルは横90センチ×縦45センチ。そこに同人誌が10~11種類。
市販されている(いた)紙製の什器2種類を使っているのですが、メインの本がA4フルカラーというマックスで重いタイプなので、そろそろ限界を迎えております。コンパクトに畳めるのはいいんだけど、紙製なので何年も重い本を置いて使うのはちょっと無理。もうボロボロっす。
同人誌をうまく並べられないから、もう即売会に出るのをやめようかなと悩むくらい問題なんですよ。そこでどうしようかなーと考えて、適当な什器がなければ自分で作ってみようかなという当たり前の結論に至りました。
ダイソーのワイヤーネットと結束バンドで作ってみよう
ということで、やってきたのは100円ショップのダイソー。
DIYといえばとりあえずダイソーです。
なにがいいかなーと見まわしたところ、これを組み合わせればどうにかなるのではというワイヤーネットを発見。ワーイヤッター。
44×29.5というのがありました。即売会のテーブルサイズ(90×45)を考えると、これがきっとばっちりなはず。
本を止めるストッパー的な機能が必要なので、近くにあったワイヤー3連フックというものを購入。
あと接続用に結束バンド。これが今回の肝になりました。
什器を組み立ててみよう
家に帰って、実際に並べる本のサイズを確認しながら、あーでもない、こーでもないと、組み合わせを考えます。
2時間ほど悩んだ結果、このような組み合わせが導き出されました。
下の左が側面図、右が正面図です。
使った材料は、ワイヤーラックが7枚。ワイヤー3連フックが3セット(2個入り)、結束バンド。全部で税込み1188円。お安い。
どうしても長さが合わないのが一辺だけあったので(一番上の段)、そこはカットします。うまく切れるかなーと不安でしたが、意外と簡単でした。
まず細いワイヤーをペンチでカット。
太いワイヤーはペンチだと切れない。とりあえず傷をつける程度まで頑張る。
テーブルの角にセットして(傷がつかないようにマットなどを敷いて)、ワイヤーラック全体をしっかり押さえつけつつ、クイっと曲げて戻してと繰り返します。
簡単に金属疲労でパキっといきました。
結束バンドでの固定は畳めるようにしておく
あとは結束バンドで止めていくのですが、全部をしっかり固定するのではなく、持ち運べるように必要なとこだけ止めます。
背となる部分のワイヤーラックは上の2か所だけ、動くように止めるのがポイント。
この下写真で私が触っているパーツです。左右に動くように止めておきます。
下の赤丸部分です。この赤丸下の背となるパーツ、これをフリーにしとけば、パタンと倒せます。
最後に結束バンドの余っている部分をカットします。
会場で組み立てるのが超簡単
これを持って同人誌即売会へと向かいます。本は宅急便で送り、この棚は手で持っていきました。
もし会場が遠方なら、この棚をもうちょっとバラして段ボールに入れて送ればオッケーかと。組み立ては上記の側面図だけあれば、会場でできると思います。
ラックを取り出します。
ひょいっと持ち上げると立体になります。かっこいい!
この状態で、結束バンドで固定していきます。
この背のパーツがしっかり固定できればOKです。ほら、超簡単だ。
会場で止めた部分は結束バンドの足を残しておき、帰る時にそれを目印にして切れば、持ってきた状態に戻せます。
横幅が44センチなので、サイズ的にスペースの半分弱になります。
このままだと本が滑り落ちるので、ワイヤー3連フックを取り付けます。
これも結束バンドで1か所固定すればOK。向きは下の通り。
この什器を2セット作れば完成です。これで88センチと隙間分。
素晴らしい。A4が二冊ずつという幅も最高。
二つの什器を結束バンドでくっつけておくと強度もアップ。
実際に使ってみました
あんまり重いものは置けないので、うちの重い本なら6冊づつくらいまでがいいかな。
とりあえず全く問題なく使えました。必要に応じて補強すればばっちり。
今まで使っていた市販のものとサイズ感は変わらないので、高さもこれくらいなら無理はなく、立って店番をしていれば前列の本も手を伸ばすと取れます。
もちろん両隣のサークルさんにご迷惑はおかけしていませんよ。
本が傷つかないように、段ボールでも敷くとベターですかね。
裏側の上と真ん中の段に、荷物がいろいろ置けて超便利です。
手前にはジュースを置くくらいの余裕もあります。
本じゃなくてアクセサリーやフィギュアを並べる場合は、同じくダイソーで売っているPPシートというのが底板にサイズぴったりですよ。
自由なレイアウトで作れる
棚の高さは本の大きさや数に合わせて変更可用。
以下、レイアウトのサンプル。こういうの考えているだけで楽しいなと。
以上、それではグルコミかなんかで会いましょう。
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