デイリーポータルZというサイトのネットラジオのコーナーから、出前の注文が入った。
製麺機の自慢をしたかったところなので、出前をするのはいいのだが、困ったのは出前先で火が使えないということ。
我が家から出前先まで1時間半くらい掛かるので、ラーメンを作ってもっていっても、麺が伸びるのは避けられない。
いろいろと悩んだ結果、伸びにくい麺を使ったつけ麺にしてみることにした。
エゾシカラーメンのときに作った片栗粉入り強力粉の極太麺を茹でて、冷水で締めた後に、前日に用意したネギ油を絡める。これでくっついたり、ブヨブヨになったりはしないはず。
ネギとニボシをサラダ油で煮込んで冷ましたネギ油。
冷水で締めた極太麺にネギ油を絡める。
スープは先週作った豚骨醤油と、濃い目に作ったシカ味噌スープ。
ネギ、海苔、鰹節粉、胡椒、ニンニク、ショウガなどもオプションで。
もろもろ持って出前スタート。
製麺機も持っていこうかと思ったけれど、さすがに重いのでやめた。
ラジオの内容は、製麺機についてバカ丸出しで語るという感じだっただろうか。よく覚えていないけど。
ズルズルとつけ麺を食べながらの進行。
ちなみに今回のつけ麺は、
「プロレス団体のちゃんこ番をしている若手レスラーが製麺機を買って作った、体作りのための濃厚つけ麺」
というテーマがある。
ラーメンにはテーマが大事だ。
麺はやっぱり伸びてコシは抜けてしまっていたが、食べられない程ではないかな。
「え、これはうどんじゃないんですか?」と言われるほどの太麺。出前用なら、もっと片栗粉を増やしてもいいかもしれない。
スープは電子レンジで温めてもらったのだが、やはりアツアツとはいかず、出前の難しさを知る。
シカつけ麺は、ある意味シャレで持っていったのだが、こっちの方が好評だった。
今後も出前は、面白そうだったり、必然性があったり、お世話になっていたり、なんらかの弱みを握られていたりする場合、したりしなかったりすると思う。