我らの同人誌『趣味の製麺』がよく参加しているオリジナルオンリーの同人誌即売会、コミティアの見本誌が読める読書会というイベントがありまして、そのスタッフ用として出前製麺会の依頼がありました。量はハーフサイズ30人前。
「はい、よろこんでー」と出前をすることにしたんですが、その日は昼からぶち猫さんの製麺会だったんですよね。
仕方ないので製麺会のハシゴをします。ということで、コミティア準備会は時間と戦う製麺会の出前となりました。
最小単位の出前製麺会ということで、一応記録しておきます。
まず前日の準備から。
生地
30食のハーフサイズということで、1.6キロの小麦粉をニーダーで2回に分けて水回し。
強力粉800グラム、水304グラム(加水率38%)、粉末かんすい8グラム、塩8グラム。これをジップロックに入れて伸し餅状態にしておく。
タレ
今回は製麺が初めての人ばかりだと思うので、シンプルな醤油ダレ。醤油、塩、昆布、いろんな節をミックスしたやつ、黒こしょう、しょうが、にんにくをすべて適量入れて、ちょっと煮込んだもの。
メンマ
水煮を買ってきて、作ったタレと酒で煮る。
会場
ということで当日の朝9時に会場へ。
としま産業振興プラザというおニューな建物。
豊島区民じゃないと予約できないやつですかね。いいなー。
あらあら、きれいな調理室だわね。
当日の様子
仕込んできたもの以外で、持ち込んだのはこちら。
これを使って、二時間以内にすべて仕上げなければいけないプレイ。鶏ガラを使い
たいところだけど、時間が掛かるし、ゴミがでるので今回はパス。片付けに立ち会えないし。代わりに鶏皮をベースにしてみました。
大鍋に水(200ミリ×30杯+余裕1リットル=7リットル)を入れて火に掛け、ショウガ、鶏皮。初めての会場ということで、なんやかんや準備に時間が掛かって、もう9時40分だよ。
豚肩ロース。縛っている余裕はない。
ネギの青いところ。
強火でアクをとりながら煮る。
10時半に豚肩ロースを取り出し、とりあえずさましておく。
スープにタレを入れて味見をしてみましょうか。
味、うすー!
やっぱりこの材料だけだと、スープが薄っぺらい。
ということで、鶏ガラスープの素を一袋ドーン。
これでもまだちょっと薄いけど、手持ちの材料は使い切っているので、煮込んでいくうちによくなると信じましょう。鶏皮はこの倍あってもよかったか。
具は、こんな感じで。
切った煮豚には、タレをたっぷりと掛けておく。
この煮豚、1時間弱煮ただけなのに、すげーやわらかくでうまかった。なんでだろ。ムシャムシャ。
麺作り
さて製麺会の肝である製麺機は、持ってくるのはちょっと無理だったので、事前にコミティア事務局に送らせていただき、会場へ運んでいただいた。
スープを煮ている間に、持参した生地を73~75グラムくらいにカット。
計算ではハーフ30人前になるはずが、自信はない。まあいい。
スタッフの方に製麺機の使い方をレクチャー。
一回使えばだれでも扱えるのが製麺機のよいところ。
10時50分、試作ラーメンを作る。
お、良い感じかも。
海苔を持ってきてもよかったかな。
ちょっとスープが弱いけれど(日頃作っているのが強すぎる)、これはこれで街中華的なラーメンとして、よいのではないでしょうか。
準備開始から2時間で完成ということで、出前製麺会のスキルがちょっとアップかなー。ということで、スタッフの方に丸投げして11時過ぎに私だけ撤収。遅刻すると思っていたぶち猫さんの製麺会に、集合時間前に無事到着。がんばった。
他の方が作っていた料理が食べられないのが心残りですが!
以下、後ほどいただいた写真。
どんな感じだったんですかねー。
ということで、お疲れ様でした!