ちょっと車で遠出した帰りに寄ったスーパーに、豚骨が100グラム20円で売っていたので、憧れの豚骨ラーメンを作ってみることにした。
高いんだか安いんだかちっともわからないが、鶏ガラが68円だったので、安いんだと思う。
豚骨は近所のスーパーだとたまにちょっと売っているくらいなので、今までは鶏ガラがメインだったのだが、これで豚骨ラーメンがいつでも作れる。まあうまければだけど。
よく洗った豚骨をトンカチで殴って折り(ひどい話だ)、水から煮ると大量のアクが出てきたので、一度全部お湯を捨てて、再度豚骨を洗う。
鰹節でいったら一番ダシを捨てるようなものなので、もったいないような気もするが、臭いのよ。
圧力鍋に、豚骨、ネギ、昆布を入れて煮込み、ある程度までアクをとったら、蓋をして加圧。
加圧式ダイエットならぬ、加圧式ダシゲット。
豚骨の味を覚えたいので、極力シンプルな構成にしてみた。
加圧して、冷まして、混ぜて、加圧して、冷まして、混ぜて、なんていうのを繰り返していると、骨以外が全部溶けた。写真のネギは具用に刻んだもののあまりを追加したもの。
ちなみに冷えると、脂分がえらいことになる。これは飲み物なのだろうか。
醤油ダレは、醤油2、酒1、みりん1、昆布、ミックス節、おろししょうが、おろしにんにくを煮たたせたもの。
面倒なのでチャーシューは作っていない。
生地は中力粉500グラム、水220グラム、重曹5グラム、塩5グラム。好きなアニメはダグラム。
ラーメンだけど、なぜかうどん用の粉。
かん水が切れたので、重曹を使用。
このくらいの水分量が、一番作りやすいかな。
生地を丸めて一日寝かせてから、ラーメン作り開始。
豚骨ラーメンということで、博多風の細麺をイメージして作ってみたのだが、スープがちっとも白濁してくれなかったので、こってり豚骨醤油ラーメンになってしまった。
わざわざ用意した紅ショウガが空しい。
油断するとすぐ表面で脂が固まりだすほどの濃厚さだが、かなり好みの味。
イメージしたものと違うものが出来上がって、好みの味っていうのもどうかと思うが。
ただ細い麺は、前回くらい水分が少なくないと、キシュキシュした博多風にはならないようだ。
ちょっと茹ですぎてしまった。
替え玉は中太麺にしてみたのだが、この生地とスープなら、これくらいがベストのような気がする。
しかし、チャーシューが乗っていないのが寂しい。
やっぱり面倒がらずに作ればよかった。
来週の火曜日、出前の注文が入ったので、テストとしてつけ麺を作ってみた。
太麺にして、水で締めて、サラダ油をまぶした麺。
つけダレは、醤油ダレを濃い目にスープで割って、いりこダシを加えたもの。
今日作った中で、これが一番うまかったかも。
これなら伸びてもそれほど味が変わらなそうだし、どうにか出前可能かな。
小野式製麺機との相性は、こういう太目のつけ麺が一番いいのかもしれない。
素人が作った豚骨ラーメン、臭くなるかなと思ったけれど、全然臭みがなかった。
アク抜きの手間があるけれど、イメージよりは使いやすい。
ただ、製麺機を回せば回すほど、太るなと思った。
ラーメン、つけ麺、ぼく製麺。