ミールスお礼参りツアー(「作ろう!南インドの定食ミールス」に寄稿していただいたお店への挨拶回り)ですが、西荻窪の「とら屋食堂」、尾久の「なんどり」、勝田台の「葉菜」、長野県飯綱町の「モンマルシメ(MON marushime)」ときて、最後に群馬県前橋市のインド食堂チャラカラにたどり着きました。
訪れた日は記念すべきチャラカラ7周年イベント。
同じく寄稿いただいたマサラワーラーの鹿島さん武田さんのお二人とのトリオで「食べさせられ放題」がゴージャスに開催!
夜が予約制のノンベジ南インドコース、翌日の朝がティファン、そして昼がベジミールスという驚異の三段構え。南インドでもタミル地方寄りの料理になるそうです。
一緒にミールスを習った小松さんと、どうせなら前橋に宿をとって全部制覇しましょうという話になって、このためだけに一泊二日の小旅行。南インド料理のトライアスロンチャレンジ!
この日の群馬は40度近い超猛暑日。否が応でも南インド感が盛り上がります。暑い。
店内でアジアハンター小林さん、阿佐ヶ谷書院の島田さんと合流。濃い。
ノンベジの超濃厚な南インドコース
まずは土曜日のノンベジから。
狂乱の厨房を隠し撮り(と言いながら断って撮影)。
そういえば岡田さんは初対面でございます。
何か焼いています。
岡田さんから7周年のご挨拶。
でも照れて出てこない岡田さん。
そして南インドでもなかなか味わえない油池肉魚の宴がスタート!
パロッタとサルナ(タミルでパロッタを頼むとついてくるソース)。
ハーフボイル(目玉焼き)
コーラウルンダイ(マトン団子)。
チキン・ウップカリ。
砂肝を煮たやつ。
ジーラカサンバライスのマトンビリヤニ。
ナンドゥ・マサラ(カニのカレー)
マトン・ペッパーフライ。
サメをどうにかしたやつ。
青マンゴーのウールガイ(アチャール)。
サンバルとバスマティライス。
3人がほとんどアドリブで作っていったため、当初のメニューと違うというフルコース。他にも何かいろいろ出たような。親鶏のなんかととか、マダイのなんとかとか。
デザートはマドゥライで人気のジガルタンダ。アーモンドガム入りのドリンク。
とても不思議な食感でした。この夏はジカルタンダで決まり!
怒涛のノンベジ料理、とにかくすごかったです。ベジのミールスとは全然違う動物性蛋白質とたっぷりのオイルが織りなす絶望すら感じる満腹感。ごちそうさまでした!超満足!
食後は阿佐ヶ谷書院の本の販売など。
阿佐ヶ谷書院による「カレーにまつわるエトセトラVol2」出版おめでとうございます!
私もちょっと寄稿させてもらいました。
お疲れさまでした!
みんなで素敵な(概念としての)ファイブスターホテルに宿泊。
朝食は胃にやさしいティファンモーニング
そして翌朝、当然のようにティファンモーニングへ。
こちらは食べ放題ではなく、食べたいものを頼むスタイル。
まだお腹が全然減っていないので、その方が助かります。
パッと見てまったく頭に入ってこないメニューが素敵。
全部攻めたいところですが、ギードーサとワダの単品で。
お隣の小林さんより、バナナの葉っぱを水で洗う行為について、全面を湿らせると写真映えがするとアドバイスをいただきました。
確かにきれいになりますね。映える。
余計な水分はテーブルに流していいそうです。
ということでティファンモーニングがスタート。
昨夜に小林さんが「こだわりのある店は、ライスに合わせるサンバルとティファン用のサンバルで違うものを出す」みたいな話をしたのを聞いた岡田さんに火がついて、ティファンに合わせた、ペーストにしてから作る滑らかなサンバルを用意してくれました。さすが。
粉はポディで油はネイ。
滑らかなサンバルがパリフワに焼かれたドーサと合う!
ドラムスティック、中身がトロリとして甘みがあって超うまい。
ザクっとした食感が魅力的なワダ。でも中はフワっと。
ワダも作る人によって全然違いますね。
食後のチャイ。
小林さんがセルフでエアブレンドをしていて、真似をしたら超熱かったです。でも楽しい。
エアブレンドをエアドロップと間違えて、スマフォでデータのやり取りをしそうになりました。惜しい。
やっぱりティファン(南インドの軽食)は美味しいです。
自分で作るのは大変なので、近所に出す店が欲しい。
「ランチミールスはどうしましょう?」と小松さんと相談。
もちろんお腹はパンパンです。
ランチにヘルシーなベジミールス食べ放題
地元スーパーや直売所などをうろうろして、ベジだから胃にやさしいよねといいつつ、一時間半後に三度目となるチャラカラにやってきました。もう常連ですね。
二人合わせてもうすぐ92歳、イエーイ。
座った瞬間にマサラ―ワーラーの二人が攻めてきます。
ナイスなベジミールス!
ライスに合わせて岡田さんが作ったサンバルはカボチャ入り。
確かにティファンのサンバルと全然違う。
ドラムスティックうまい。
ニンジンのポリヤル。
サツマイモのマシヤル(マッシュした煮物)。
ホウレンソウのクートゥー。
ラッサム。
アッパラム(パパダム)。
青マンゴーのウールガイは何度食べてもうまい。
小林さんがインドから持参したスズメノナスビの漬物などを煮たやつ。
タマリンドの鮮やかな酸味に奥行きを与える強烈な苦み。単体で食べると苦すぎるけど、これが入らないと物足りなくなる魅力がある。
これがスズメノナスビ。ダンゴムシじゃないですよ。
オプションで追加したマサラエッグ。
お腹いっぱいになったところで、特に観光もせずさっさと帰宅。
昨日の夜はノンベジで胃が強烈に重かったけど、朝と昼はベジ(と言いつつ卵も食べたけど)だったので、意外と食べられました。ノンベジの満腹とベジの満腹は質が違いますね。
先に食べたはずのノンベジよりも、今日のティファンとミールスの方が、不思議と先に消化されている感じです。ノンベジの油がまだ胃の中で浮いているんですかね。
ということで、7周年おめでとうございました!
次はチャラカラのオリジナルミールスを食べにまた来ます。
そして買ってね、「作ろう!南インドの定食ミールス」!
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