趣味の製麺

家庭用手回し式鋳物製麺機(小野式製麺機など)を使った、自家製麺のラーメンやうどんをを楽しんでいます。

年越しそば2019-2020

 

 


明けましておめでとうございます。

家庭用製麺機で年越しそばを作りました記録。

 

年越し蕎麦を打つ

蕎麦の粉は、だいぶ前にスーパーで買った国産そば粉です。

裏面の作り方を確認したら、分量が一切書かれていなくて(本当に)、手順の概念だけ。さすが蕎麦は奥が深いなと思いました。

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十割蕎麦は失敗する気がするので、二八蕎麦にします。呼び方、蕎麦粉が八割なのに、なんで八二蕎麦じゃないんですかね。

二割の小麦粉は後述するうどん用の小麦粉です。つなぎとしてグルテンが必要なので、本当は強力粉がいいような気がします。

蕎麦粉160グラム、中力粉40グラム、水45%で90グラム。

シャシャシャっと水回し。

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水、少ないかな?

まあいいか。

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しっかり水回ししたら、掌でシャシャシャっとボールに押し付けるようにして、なんといっていいのかわからないですけど、粒をくっつけていきます。

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粒がくっついてきました。

f:id:tamaokiyutaka:20200101011227j:plainさらにこう。

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そしてこう。

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すごくうまくできた!

でも製麺機を通すには水分多すぎるなと思いなおし、蕎麦粉を吸わせながら捏ねていきます。

撮影用に剃った腕の毛がまた生えてきていますが気にしないでください。

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菊練りはできません。

こんくらいでいいですかね。

結果的に加水率43~44%くらいになったのかな。

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製麺機に通しやすい形にします。

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家庭用製麺機(小野式2型)のローラーに、ニョーンと通していきます。

蕎麦の場合、複合圧延はしない方が無難だと思います。

麺棒を使う手打ちそばも、そういう工程はないです。たぶん。

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少しずつ伸ばします。

ニョーン。

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ここまでは順調。

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切れないことを祈りながら切ります。

なんだか矛盾していますが察してください。

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お、いい感じ!

でもやっぱり包丁でパシッと切った感じにはならないですね。

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でもまあちゃんと蕎麦になりました。

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茹でます。

ここで砕け散る場合もあるんですが、ちゃんと捏ねておくと大丈夫!

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水で締めてもちぎれない!

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とりあえず、冷たいそばで食べてみます。

蕎麦粉の香りがしっかりする蕎麦ですね。

ただ、なんというか、モサモサ感があるな。

生地を練り切れていなかったかな。

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温かい蕎麦の方が美味しいかなと、急遽熱い汁に入れてみました。

こっちの方がおいしいな。

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うーん、62点ですかね。

天婦羅が美味しいから68点でもいいいか。

 

年越しうどんを打つ

ついでにうどんも打ってみます。

粉は日清製粉の「手打うどんの小麦粉」。

家庭用製麺機も手打ちと呼んでいいのかな。

って毎回思うな。

「家庭用製麺機うどんの小麦粉」、出ないかな。でないよな。

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こちらはちゃんと分量が書いてありました。

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でも家庭用製麺機なので水は少なめにします。常識と取説にとらわれちゃダメ。

粉300グラム、水は42%で126グラム、塩10グラム(気持ち減塩)でどうでしょう。

透明のボールだと、滑り止めシートが透けすぎて気持ち悪いですね。

指の毛は以下略。

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ニョーンと伸ばして、同じ製麺機で切ります。

ちょっと柔らかいので、打ち粉(季節柄もちとり粉)を振ってから伸ばして切ります。

すっごい美しい麺だこと。

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山形の庄内地方でいうところの麦切(むぎきり)っぽい麺になりました。

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茹でて、水で締めて、冷たいうどんで食べます。

すげーうまい。なんだこれ、瑞々しさがすごい。

久しぶりに食べると、細い手作り生うどんうまいなー。

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蕎麦の出来も悪くなかったけど、私の腕だと粉がスーパーで売っているレベルであれば、うどんの方が圧倒的に美味しくできるなー。あー。

でもまたたぶん年越しそばだけ作ると思います。

今度はちょっと高い蕎麦粉を用意しようかなー。

ということで、今年もよろしくお願いします。

 


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