趣味の製麺

家庭用手回し式鋳物製麺機(小野式製麺機など)を使った、自家製麺のラーメンやうどんをを楽しんでいます。

佐渡島「ミールス会を作る会・食べる会」ありがとうございました!

 

 

 

 

佐渡島でミールスのワークショップをやってみた

佐渡島でミールス会、本当にやってきました。

場所は寅さんの映画撮影も行われたという山本屋みやげ店の二階。数年前まで食堂を営業していたけれど、ご主人の病気やコロナなどの影響で休業中の場所を特別にお借りしました。

一階のお土産屋さんは今も元気に営業しているので、佐渡を訪れたら覗いてみてください。

ちなみに私は2017年の冬に、山本屋みやげ店の食堂に来ています。その時の写真を見返したら、女将さんのミチコさんと少し話をしていました。まさか数年後、ここでミールス会が開かれるとは。

以下、2017年のプレイバックです。



「ミールスを作る会」の様子

そして時は動き出す。

はい、ミールスを作りましょう。

野菜は金井や小木の直売所、佐和田のスーパーなどで買った佐渡産です。スパイスやハーブ類は売っていないので、私が一通り持参しました。

「ミールスを作る会」の参加者は6人。この人数だと料理がたくさんできてしまうので、「ミールスを食べる会」として食べるだけの人も募集したのですが、平日なので人はあまり来ないだろうなと思っていたら、私が佐渡島に渡ってから結構連絡があって、よくわからないけど全部で20人を越えそうな気配になったため、急遽レシピの二倍の量で作ってもらうことにしました。

なんかごめんな、無茶ぶりで。

東京とか埼玉でこういう会をやると、それなりにミールスを食べたことがある人、ある程度は作れる人が参加すると思いますが、ここはなんといっても佐渡島。ミールスを出すお店はありません。

参加者のほとんどがまったく食べたことのない料理を、まったく知らない食材を使って、まったく知らない工程で作るという愉快な会になりました。「タマリンドってなんですか?」「カレーリーフってカレーに使うんですよね?」というところからはじまります。

これこそがレシピ本「作ろう!南インドの定食ミールス」の真価が問われるチャンスなのです。まったくの素人にも作れるように書いたはずのレシピなので、きっと佐渡の人でも作れるはず!

ということで私はサポート役に徹します。みんなの質問に対して答えるのと、明らかに失敗しそうな場合にのみ口を出す程度にして、あとはライスを炊くのとパパダムを揚げる係だけやりました。

みんな、がんばって!

担当料理は一人あたり2つ。早くできた人は他の人をサポートしたり、もう一品を作ったりしつつ、どうにかゴールへと向かっていきます。

急に作る量を倍にしたから足らないスパイスや豆類が出てきてしまい、「唐辛子(ホールチリ)は日本のだと辛すぎることがあるので、鷹の爪は避けてください」と説明しておきながら、ホールチリが足りなくなったので近くのスーパーで急遽鷹の爪を買ってきて、「臨機応変に手に入る食材で作るのが本当のインド料理です!」とか適当なことを言ったりしました。「正解の味を誰も知らないから、きっと大丈夫ですよ」とも言いました。いやー、焦ったね。

ちなみに参加者の感想は「最初は食材の名前が覚えられなかったけれど後半はのってきた」とか「そこら中からいい匂いがしてきて楽しかった」とか「キャンプで初めてカレーを作るみたいな感じ」とか「飲食店のバイト初日の気分」とのことでした。

「ミールスを食べる会」の様子

そんなこんなで料理が完成。14時に集合してもらって、食事は19時を予定していたのですが、そんなに時間は掛からないだろうから、チャイでも飲みながらみんなを待ちましょうと思っていたら、少し時間をオーバーしました。

でも予定していた料理が全部できたので全部オッケー!

パッと見た感じは「大崎そばの会」の宴会みたいですが、一応全部南インド料理です。

 

カレーと書かれた鍋に入ったサンバル

ラッサム

インゲン豆のトーレン

キャベツのトーレン

キュウリとタマネギのアチャール

余った野菜のアチャール

パパダム

リッチなダール

伊藤さんのライスとインドのライス食べ比べ

ジャガイモのイステュ

カボチャのエリセリ

ズッキーニのクートゥー

ビーツのパチャディ

トマトのカーラン

ナスとタマネギのティーヤル

写真はないけど最後にチャイも作りました。

 

辛いの、甘いの、酸っぱいの、ココナッツなの、たくさんのおかずが揃いました。まったく作ったことがない人たちだけで作れたら、そりゃもうすごいですよね!

 

みんなが手でモリモリと食べて、おいしいといってくれました。たぶん。山本屋のミチコさんもまったく食べたことがないという南インド料理を意外と気に入ってくれて、実はそこが一番不安だったのでなにより。宗教上の理由で肉類が食べられないという方がすごく喜んでいたのも印象的でした。ミールスってそういう料理ですよね。

自分ではほとんど作っていないけれど、おかげさまでものすごく達成感のある会となりました。

 

ということで、終始バタバタではございましたが、とても楽しい会でした。

場所を貸してくれた山本屋のミチコさん、調理に参加してくれた方、食べに来てくれた方、レシピを教えてくれた沼尻さん、ありがとうございました!

 

こんなに素敵なミールスが作れる「作ろう!南インドの定食ミールス」、ぜひ買ってください。

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そして7/23(日)は、埼玉県東部某所で「ミールスを作る会」をやります。よろしければご参加ください。肉じゃがや野菜炒めが作れる人なら大丈夫です。

関東の人は食べようと思えばいくらでも店で食べられるので、食べる会だけの参加募集はしておりません。作る人の同行は可。

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