先日、三郷に行く用事があったので、前から興味があったハラル食材の店、ボンゴバザールへ。興味といっても宗教的にではなく食材的な話。
それほど大きな規模の店ではないけれど、それでもイオンやベルクでは見かけないようなスパイスや小麦粉類、そして冷凍された謎の魚などが充実していて興奮。
そして一番気になったのは、羊肉の品揃え。それこそ丸ごと一匹の枝肉から、脳味噌、内臓各種まで。すばらしい。
とりあえず今回は骨付きのマトンを1キロ購入。ラムが子羊、マトンが大人の羊。
ニュージーランド産なんですね。
前に新大久保で食べた、骨付きマトンを煮ただけの食べものを作ってみましょう。
こちらは店で食べたもの。参考まで。
水で茹でるだけでもいいかなと思ったんですが、なんとなく月桂樹と生姜と胡椒くらいは入れて、水から火が通るまで煮る。
部位が違うのか、ランクが違うのか、皮がなかったり骨が細かったりするけれど、とりあえず完成。ちょっとパサついてしまったかな。茹で方にもコツがあるんだろうね。
醤油と一味唐辛子で食べてみると、クセがちゃんとあってうまい。
うまい、うまい、うまい。一般受けするかは知らないけれど、すごく好みの味。この年になって舌が経験を積んだからこそなんだろうけど、このマトン独特のクセが最高なのよ。食べ過ぎて口や体が羊臭くなったけど。
鋭利な骨が刺さりそうになるし、筋が硬くて歯が折れそうになるけれど、この部位だからこその旨さがある。でも次は骨なしを買おうかなと思うくらいは食べづらいぜ。
で、この茹で汁がもったいない。さてどうしよう。
マトンカレーでも作ろうかなと思ったが、とりあえず旨そうなダシがあったら「サッポロ一番塩らーめん」を作るという法律があるので、試してみましょうか。
スープがちょっと濃すぎるので、少し水で薄めてから沸かして、普通にラーメンを作る。
具は麺と一緒に温めたマトンと、ニンニクのスライス、パクチーがわりにベランダ栽培のイタリアンパセリ、そして付属の切り胡麻。
ちょっとこれ、うまいんじゃないですか?
これまでカツオのアラスープこそがポロ一のベスト汁と思っていたけれど、そこにマトンが並んだね。癖のあるダシと塩らーめんの深みを持った旨味が合うんですよ。包み込むね、マトンの個性を。
カツオと違って買って来ればいいだけなので(カツオも買えばいいんだけれど釣ったときにこそ作りたい)、これはいいな。冷めるとやっぱり臭いけど。
「サッポロ一番塩マトンラーメン」、宗教的にOKな材料で作れば海外でも売れるかも。
というか羊ラーメンの可能性がありそうだ。今度自家製麺でちゃんと作ってみようかな。でもこの「ポロ一塩マトン」を超えられる気がしないのよね。
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