私の部屋には買ったばかりだけど古臭い灯油のストーブがあり、暖をとれる上に、煮物などもできて大変お得である。まあ火事とか火傷のリスクはあるけれど、今年買ったものの中で、一番コストパフォーマンスがいいかもしれない。
で、そんなストーブがあると、なにかを煮ていないともったいないオバケがでるんじゃないかと思ってしまうのだが、製麺機があれば大丈夫。
スープはじっくりと煮込めるし、煮豚だって煮放題だ。
この日は豚ばら肉をじっくりと煮込んだのだが、翌朝見ると脂が抜けて、雪のように積もっていた。
もちろんこの日はあの雪の日だ。
雪かき気分で脂は捨てた。
材料は、豚バラ1ブロック、砂糖多め、塩少な目、八角をちょこっと、ショウガ少々、昆布一切れ、ネギ一本というところ。
肉がフルフルと柔らかくなったら、醤油、みりん、酒、砂糖、塩を一度煮立てたタレに漬けこむ。タレで肉を煮込みはしない。
とりあえずこれで角煮丼的なものを作ったのだが、これがめっぽううまかった。
正直に言えば、麺より米が好きだったりする。
でもやっぱりラーメンも作りますよと。
今回はかん水や重曹を使わないで生地を作ってみることにした。
うどん用中力粉1キロ、(卵二個+塩10グラム+水)=合計460グラムくらい。
タマゴ麺である。
卵の水分量がけっこう少ない用で、なかなか硬い生地となった。
水回しをして、たっぷりと捏ねて丸めたものを三等分。
すぐに食べないものは真空パックにして冷凍庫へ。
二日ほど寝かせた生地を製麺してみると、うどんにタマゴが入ったような麺ができた。まあ、そのままだ。
スープは、煮豚の茹で汁にトリガラを加えてストーブで煮込んだもの。
タレはチャーシューのつけ汁。
醤油、胡椒、鰹節パウダーなどで微調整。
具は家系じゃないけれどホウレンソウのバター炒めと煮豚と万能ネギ(根っこを水栽培したものなので色が薄い)。
食べてみると、豚骨ならぬ豚バラ肉と鶏ガラのベースがしっかりとした、あっさりこってりしっとり醤油ラーメンで、ものすごく普通だけど、きっちりうまい。やっぱり普通が一番なのか。
なんとなく沖縄そばっぽい感じもするかな。ソーキそばっていうやつですか。
かん水なしで作った卵麺だが、いわゆるラーメンっぽい臭さがなく、なかなかうまい。腰はこれで十分。
ただプツンとする歯ごたえがどうしても弱いので、生地に片栗粉を少し入れてもよかったかな。
もう少し麺が黄色いほうが気分がでるので、卵黄をプラスしてもいいかも。
二杯目は海苔を追加していただいた。