趣味の製麺

家庭用手回し式鋳物製麺機(小野式製麺機など)を使った、自家製麺のラーメンやうどんをを楽しんでいます。

天ぷら粉うどん フューチャリングリング 安藤うどん店

今回作るのは、「天ぷらうどん」ではなく、「天ぷら粉うどん」である。

 

これは「趣味の製麺」をご購入いただいた方、あるいはデイリーポータルZの読者の方ならご存知の、天ぷら粉で打ったうどんのことだ。

 

安藤うどん店さんが、うまいうまいと書いていたので、一度試してみたかったのである。

 

■材料(適当です)

天ぷら粉 200グラム

水 85グラム

塩 8グラム

 

水回しをしてみると、確かに生地が黄色くなった。

 

なるほど、見た目はかん水を入れた中華めん用の生地だ。

 

天ぷら粉自体がたぶん薄力粉ベースなので、かなり柔らかい感じかな。

 

 

適当に捏ねてまとめて、ちょっとだけ寝かせる。

 

うどんにするには、ちょっと生地が硬かったかな。

 

 

これを小野式製麺機で何度も伸ばし、2.2ミリの細い切刃でカット。

 

シャシャシャっと茹でて、流水でよく冷やせば、冷やし中華用の麺が完成だ。

 

あれ、うどんを作っていたはずなのだが、なぜか中華麺になっているな。。

 

 

こまった。見た目が思いっきり中華麺である。

 

さてどんな味で食べようかなと迷ったのだが、一応これはうどんなんだと考えなおして、海苔(もちろん製麺機で刻む)をたっぷりと乗せた「ざるうどん」にして、めんつゆで食べてみた。

 

 

茹ですぎたのか、寝かせが足りなかったか、という可能性もあるけれど、麺の腰や歯ごたえを楽しむというよりは、フワッとした食感やツルンとした喉越しを味わう感じの仕上がりとなった。

 

うどんでもなく、中華めんでもない。スーパーとかのお惣菜で売っている、衣のやたら厚い天麩羅の、衣だけを食べているような味。純粋な小麦粉以外の味がいろいろしておいしい。これは子供が好きそうだ。

 

めんつゆが天麩羅の衣らしさをさらにアピールしているのがおもしろい。うん、これは確かに天ぷら粉だ。

 

今度は麺を太めにしてみたり、生地にかん水を入れてみたり、茹でずに素揚げにしてみたり、ちょっと遊んでみたいと思う。

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