趣味の製麺

家庭用手回し式鋳物製麺機(小野式製麺機など)を使った、自家製麺のラーメンやうどんをを楽しんでいます。

下総中山駅の「ロビンズインドキッチン」でケーララ州出身のキリスト教徒が作る料理を味わう

 

 

 

 

ケーララ出身のキリスト教徒が作る料理を下総中山駅のロビンズキッチンへ食べに行こう

先日、アジアハンター小林さんからベンガル州の人が作るケーララ料理に誘われたが、今度はケーララ州出身のクリスチャンが作る料理の会に誘われた。インド料理は地方の違いだけでなく、宗教によっても別のレイヤーが存在する。ちなみに前回のカーン兄弟はイスラム教徒とのこと。

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ミナレストランは東武アーバンラインの増尾駅だったが、今回は総武線の下総中山駅が最寄り駅。「しもうさなかやま」と読むらしい。

駅から徒歩でしばらく南に歩いて川を越えると、目的地の「ロビンズインドキッチン」に到着。

「南と北インド料理」という看板の文字に、「ケーララ出身だから南インド料理が俺の本業だけど、日本人が大好きな北インド料理も任せろ!」という主張が感じられる。

ランチタイムに貸切でお願いしたようです。

メニューをチェック。充実の北インドっぽいカレー。

南インド料理のティファン(軽食)もたくさん。ビリヤニ、チャーハン、ミールスもある。

ナンだけでなくケララパロッタも。細切りパロッタってなんだろう。

店主のロビンさん。

本日のケーララ料理

私が説明するよりも、この日の小林さんのツイートを見た方が早いですね。

ドリンクを聞かれて、同席していた方が「レモンソーダを塩で」というメニューにないものを頼んでいたので、じゃあ同じものをと注文。ちなみに「砂糖で」というセレクトもあるそうです。でもメニューにないので普段はたぶんダメ。

どんなものが来るかと思ったら、しばらくしてキリンレモンに温泉卵みたいな匂いの塩を加えたものが出てきました。

詳しい方の説明によると、ジャルジーラというインドのドリンクにちょっと近いもので、ヨードを含んだ黒い岩塩(ブラックソルト)が入っているそうです。へー。

温泉卵の匂いがするキリンレモン。

最初の料理は、甘じょっぱいポークフライ。

ロビンさんはキリスト教徒なので、イスラム教徒にはタブーな豚も食べるのです。

これがうまい。

豚と一緒に炒めてある固いカボチャみたいなのが何だろうと思ったら、なんとドライココナッツの果肉(本来はフレッシュで作るけど日本なのでドライを使用)だそうです。さすがケーララ料理。

帰りに近所のハラールショップを覗いたら、ドライのココナッツが売られていました。白い部分を削ったココナッツシュレッドとかココナッツファインは南インド料理でよく使いますが、こういう原型を切って使う方法もあるんですね。

花屋さんの二階にあるフルチョキマート(FULCHOWKI MART)にて。

続いてはミーンモイリー。魚を使ったココナッツとトマトとカレーで、タマネギやレーズンなどが入ったマイルドな味で、酸味はまったく無し。

これもまたうまい。

魚はブリの切り身でした。

お待ちかねのパロッタ。クロワッサンにも負けない見事な層になっていて、焼き立てで最高なんですよ。

パロッタ大好き。

熱い!

見てください、この層を。

メインはビーフマッパス。牛筋肉に胡椒をしっかりと効かせて柔らかく煮込んだ料理。これぞケーララのノンベジという迫力。

緑の葉っぱはもちろんカレーリーフ。

ゴリゴリの粗挽き胡椒がたまらん。

青マンゴーのアチャールかな。

ウィートパロッタは全粒粉(アタ)なのかな。これはこれで素朴でうまいけど、やっぱりパロッタなら小麦粉(マイダ)がいいかな。

デザートはケーララのクリスチャンが特別な日にだけ食べるというスペシャルな料理。ココナッツで作ったチャイのような味で、カルダモンが効いた甘い液状のホットデザート。詳しくは小林さんのツイートにて。

具はない。

粒々の正体は何だろうと悩んだが、どうやら米粉のようだ。

最後にチャイをいただいて終了。

うーん、満腹。

エアブレンドが楽しい

こうして前回のミナレストランとも違う、キリスト教徒が作るケーララ料理をたっぷりと堪能させていただいたのでした。

※厨房にロビンさんがいない場合は、ケーララ料理ができない場合があります。そんなときは北インド料理を食べよう!

 


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