趣味の製麺

家庭用手回し式鋳物製麺機(小野式製麺機など)を使った、自家製麺のラーメンやうどんをを楽しんでいます。

私はあの貴重な段ボールを捨てたのだろうか

 

 

 

私物の家庭用製麺機がちょっと多くなりすぎたので、そして同人誌の在庫が部屋を圧迫し過ぎるので、とある場所に倉庫を借りて移動させた。

で、とある撮影のために、ほどほどにきれいな小野式一型片刃型を取りに行ったのだが、そういえばオリジナルの段ボールに入った小野式もあったよなと思い出した。

「趣味の製麺7号」の表紙を飾った、あのオリジナル袋付きのギアカバー無し小野式である。

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それが見当たらないのだ。あれ?

普段使う2台だけを残して、あとは全部この倉庫に運んだはずなのだが、見渡してもそれらしき段ボールが存在しない。小さいものではないので、見逃すわけはないのだが。

 

まだ家にあるのかなと戻り、前に置いていた場所を確認するが、ない。

 

ないか。

こうなると、犯人は私である。

製麺機を移動させたときに、普通の段ボールに入れてあったのが何台かあったのだが、それらと一緒に運んで、段ボールから出して新しい棚に収納し、その段ボールを処分するという流れ作業の中で、うっかり小野式の段ボールも捨ててしまったのだろう。

普通だったらありえない。そのオリジナル段ボールが欲しくて購入したようなものなのに。でもありうる。それが私という人間だ。血圧がサーっと下がっていくのがよくわかる。

 

捨てたのか―。あの箱。

いや、事情を知らない人が見たらゴミみたいなもんだけどさー。

その事情を知っている私が捨てたか―。あー。

ビニール袋も捨てたんだろうなー。

どれだけ無心で作業していたんだよ。普通気づくだろうよ。あー。

 

念のために、もう一度確認しようと倉庫に戻る。

倉庫の棚には、ピカピカと輝くギアカバー無し小野式一型が鎮座していた。

この奇跡的なコンディション、絶対こいつだ。箱だけがない。

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さらに下がっていく血圧。

財布を無くしたとか、車をぶつけたとか、骨が折れたとか、そういう感じの茫然自失。

このままここで寝てしまいたい。

はー。

 

文句を言う相手が欲しい。だが悪いのは100%自分である。

愚痴を言う相手が欲しい。だが失ったのはボロい段ボール。

 

はー。

 

念のためもう一度倉庫の中を見直したら、別に死角でもなんでもないけど、気が付かなかった白いビニール袋になんか入っていた。

 

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うわ、あった。

そういえば、段ボールがぼろいので、ゴミ袋に入れた状態で保存していたんだった。この大きさのものが狭い倉庫で見つけられないのが、私という人間だ。

中にはピカピカの小野式が、ちゃんと専用ビニール袋に包まれて入っていた。よかった。あれなんでピカピカのギアカバー無しが2台もあるんだ。まあそれは問題ないか。

それにしてもやっぱり箱はボロボロだった。よく残っていたものだ。あったらあったで、特に使い道はないなと思ってしまう。でもやっぱり保存はしておくべきだよな。

 

はー。

 

いや本当に良かった。

結果として、特もしていないし損もしていないのだが、気持ち的には大ラッキーである。なんだこのセルフどっきり大成功は。

ということで、ゴールデンウイークのコミケに向けて、「趣味の製麺9号」を作ろうと思います。

 

はー。いろんなため息がでる一日だよ。

 


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